オンライン講師 Justin Cooley | ジャスティン・クーリー

Atlasマンツーマン英会話では、読者に英語の魅力を改めて認識してもらい、英語学習のモチベーションやグローバルマインドの向上を目的とするコラムを配信してきました。その中のひとつ、インタビューでは、英語に造詣が深いAtlasの英語講師に学習方法や海外生活などについてお話をお伺いしました。本コラムでは、講師として人生の充実につなげた2カ国語以上の言語を話す外国人講師たちが、英語や外国語の魅力や若い頃の学習経験について語ります!

ジャスティン・クーリー講師 : 大事なのは、話したいって気持ち

お迎えしたのは、英語講師でタレント、京都外国語大学の専任講師でもあるカナダ人のジャスティン・クーリー講師です。6カ国語に堪能なカナダ出身のお父様と英語大好きな日本人のお母様のもとで育ったジャスティンさんは、小さい頃から外国語に触れ合う機会が多く、高校生の頃には日本でのALT(小中高での英語講師)を経験されました。日本語が堪能なことでも知られています。身につけた日本語は現在のタレント活動にも役立っているとか。そんな、ジャスティンさんに、英語を通じた思い出や学習の意義をコラム読者に応援メッセージをいただきました。


インタビュアー:ALTの頃に、日本で研修を経験したジャスティンさん。Atlasではどんな環境で英語指導法を学んだのでしょうか。


ジャスティンさん:僕が受けた英語指導研修は、日本の学生が集まるクラスで、僕みたいな英語圏から来たアメリカ人とか、オーストラリア人やカナダ人が英語を第二外国語として指導するため集まった研修でした。研修をする先生は40代のアメリカ人男性で、英語が第二外国語の生徒たちに合わせた英語指導のカリキュラムを教えてくれました。


インタビュアー:研修はどうでしたか?難しかったですか?


ジャスティンさん:研修というより、いろんな課題をクリアする過程で英語を教えるって感じでしたね。例えば、課題でスキットを書けっていうのがあって、ただ何を書けとか指定されるわけではないので、自由にできるんです。例えば、友達との間であったことや生活でこういうことがあったとかを題材に書いてもいいし、二人一組のペアになりコントを作ってもいいし、ちゃんとしたお芝居みたいなのを作ったりしました。本当に自由なんです。それを、みんなで「じゃあ班をつくって発表しよう!」とかです。


インタビュアー:自由な環境で、コミュニケーションを通じて英語を教えるという感じなんですね。


ジャスティンさん:そう。だから研修って感じじゃなかったです。課題がでたら講師同士で相談しながら、一緒に頑張ってクリアするっていう流れです。その相談する中で絶対に日本人の受講者は最低限の英語表現が必要でしょう。お互いの英語がわからないからです。

だから、英語を一生懸命話してコミュニケーションを取るようにします。例えば「ダウンタウンに行って、こういうことをこうしよう!」「それをまとめて、どうスキットにしようか?」とか、相手と上手くコミュニケーションをとれないと課題をクリアできないシステムなんですよ。その過程で英語指導法を覚えましたね。


インタビュアー:机の上で学ぶより、コミュニケーションを通じて英語を学ぶほうが早く身につくっていいますよね。


ジャスティンさん:本当にそう!僕は、英語をツールとして勉強したんじゃなくて、人に頼ったり頼られたり、一緒に相談しながら何かをしたり、そういうコミュニケーションを通じて覚えられたので、すごく良い体験だったと思います。


インタビュアー:なるほど。そうやって身につけた外国語は、ジャスティンさんにとってどんな存在ですか?

ジャスティンさん:自分の世界を外側に広げるきっかけになるものだと思っています。例えば、僕の兄はスイス人の奥さんと結婚してバーゼルに住んでるんですけど、最初はまったくドイツ語を話せなかったんです。でも、「お義父さん、お義母さんと仲良くなりたいから一生懸命ドイツ語を覚えたそうです」。そういう環境飛び込むことで、言葉は自然と後かついてくるんですよね。

僕の母も、カナダから日本に来た留学生の父と交流するための階段の一歩目として日本語を覚えたし。「この人ともっと話したい」と思うことが、外国語を学ぶ糧になると思うんです。よく、外国人と付き合ったり好きになると、語学が身につくのが早いって言いますもんね。僕も、20年前に日本に来て留学先でかわいいって思った子がいて「この子と仲良くなりたいから日本語を覚えよう!」ってなりました(笑)。


インタビュアー:その気持ちよくわかります(笑)。では、最後に英語を学習しようと思っているコラム独社に応援メッセージをお願いします。


ジャスティンさん:ゆっくりでもいいので、楽しく学習を続けていってください。英語を身につけると、世界が広がりますよ!


1973年生まれ。カナダ・トロント出身、大阪府在住。関西外語大学の現役講師でもあり、タレントやテレビCMなどの声優としても活躍している。

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