スイッチが「オン」になる状態とは、脳が英語を「快適」として認識する状態のことです。
脳が英語を「快適」としてとらえれば、脳の活性を高める物質(ドーパミン)が放出され、その情報はすんなりと快く受け入れられます。
逆に、英語を「不快」なものとしてとらえてしまうと、本人の意識とは裏腹に脳が拒否してしまい、学習効果は上がらないのです。
中学・高校の時に、もともと嫌いな教科でも、好きな先生が担当したら成績が上がったという経験は誰にでもあるでしょう。
それは、「先生」を「快適」と感じる気持ちと、「先生」は「その教科」を担当しているという事実から、「その教科=快適」というように関連付けられていたためです。
逆に、嫌いな先生の教科は、決して快適と感じることはなかったですよね。つまり、人は快いものとして受け入れたものに対しては、最大限に関心を持って臨むことができるのです。同じ量だけ英語を学習しても差が生じるのは、このためだったのです。
物事に対する「快・不快」「好き・嫌い」は、脳にある偏桃核という部分で判断されています。偏桃核は自己防衛機能をつかさどる組織で、理屈や理性ではなく感情だけで判断されるため。「気持ち」「情動」のスイッチとも呼ばれています。
人間を危険から守るための監視塔のような役割を果たし、過去に蓄積されたデータ(経験)と照らし合わせ、「快・不快」「難・易」を判断しているのです。
そして、「快」であれば価値があるものとして受け入れられ、「不快」であれば価値がないものとして拒否するよう右脳に指令を出し、あなたを外敵から守っています。
ですから、もしあなたが「英語は不快だ」と潜在的に感じているとしたら、このスイッチが入らないどころか、自分を守るために英語を無意識のうちに遠ざけようとしてしまいます。
そして、どんなに優れたノウハウであっても効果が出ることはなく、やればやるほど苦しくなってしまいストレスがたまってしまいます。
特に、「英会話やTOEICを頑張らないと給料が上がらない」「海外に来年行くのに英語がわからなくて不安だ」といったように、義務感を持って英語のトレーニングに取り組んでいる人は要注意です。
潜在意識の中では英語を嫌っているわけですから、偏桃核が不快の指令を出して遠ざけるよう働いてしまいます。
そして、頑張れば頑張るほど苦しくなってしまうのです。ですから、英語耳になるためには、
英語を心地よく感じるといった感情を脳に植えつけることが大切になります。
そして、英語を「快適」と脳が感じ、英語を受け入れる姿勢が整った状態を「英語脳」といいます。
つまり、英語にスイッチが入った脳です。そうなれば、あとは楽です。知らない間に英語が上達していきます。
たとえば、今までは忙しくて時間がないとやらずにいた英語の勉強を無意識のうちにやったり、英語を聞くとワクワクするような気分になったりと、ネイティブ音に聴覚神経がビンビンに反応するようになるのです。
では、偏桃核に英語を「快適」と認識させるにはどうしたらいいかというと、気持ちのスイッチである偏桃核に、理論ではなく、感情からアプローチしていかなければなりません。
そこで、もっと効果的なのが・・・ |