ランゲージ・エクスチェンジの総評

これまで良いことばかり語ってきましたが、人と人との付き合いなので当然ネガティブなこともあります。

現在、私はフロリダに住むアメリカ人とシアトルに住むシンガポール人パートナーと英語を、さらにモスクワに住むロシア人パートナーとロシア語を定期的にランゲージ・エクスチェンジをしていますが、その3人に出会うまでに何十人かとメッセージのやりとりをしたことがあります。

以前は、スイス人パートナーとフランス語とドイツ語のエクスチェンジしていましたが、やはり世界は広く様々な人間がいるものです。中には特定の国に対して良からぬ偏見を持っていたりする人もいます。

実際、メッセージ交換で嫌がらせのようなことを送ってきたりする人もいました。ランゲージ・エクスチェンジを始めたばかりの頃、あるアメリカ人男性がスカイプから私にコンタクトを取ってきました。始めはお互いに好きな音楽など簡単なメッセージのやり取りがあったのですが、彼は途中からどういうわけか私を馬鹿にしたような意味不明なことを言ってきたのです。

こうなると言葉の壁云々の話ではなく、人として最低限のマナーや誠実さを持っているかという話になってきます。まずは、人間として言葉のキャッチボールがきちんとできるかどうかということです。

初対面での政治や宗教の話題はなるべく避けた方が無難です。相手がそれを話したがっているなら別ですが、私の方からはその話題を振らないようにしています。特に、日本人にとって政治や宗教の話は誤解を生みやすい話でしかないように思います。

また、誰でもスカイプのアカウントを作れることで、差別的で非常識なことを言ってくる人がいます。こういう人に当たってしまった時は早々にブロック機能を使うこともできます。

相手が日本語が話せないのならば、使う日本語には注意を払い、コミュニケーションを取るべきなのですが、全く謙虚さが見られない人もいます。しかし、この世界には素晴らしい人がたくさんいるのも事実です。

そういう人たちと繋がって会話を通して楽しく英語を身につけるのが目的ですから、話していて嫌な人の相手をしている暇などないはずです。そもそも時間がもったいなく感じて、嫌な思い出ですが何かの参考になればと思ったので書きました。こういう人もいるから気をつけましょう。皆さんが素晴らしい言語パートナーと出会えますように陰ながら願っています。

最後まで読んでくださり、ありがとう ござい ます。ランゲージ・エクスチェンジについてはここまでですが、どうしてもお伝えしたいことを書くのを思いとどまったこともありましたが、嘘をつくのが嫌いな性格のため、かなりディープなことも偽りなく書かせていただきました。

むしろ皆さんはこのようなリアルなエピソードを知りたいのでは、と思っていました。あくまで私の個人的経験に基づいて長々と書いてきましたが、「これなら自分にもできそう」と思っていただけたなら嬉しいです。さらに発展した内容の続編も書く予定ですので、興味のある方は楽しみにお待ちください。

 

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