ランゲージ・パートナー関係を長く続けるために(2)

③文化の違いを受け入れる

様々ことを話していくうちに日本文化との違いに気付くことが多々あると思います。こんな時は戸惑うこともありますが、国が違えば当然のことなので勉強と割り切ってしまうことです。例えば、日本人は外国に比べ、宗教に関心を持つ人が少ないといわれています。

例えば、あなたは無宗教でパートナーが熱心な宗教をもっている場合、相手はいろいろとその宗教について話をしてくる傾向があります。そこで、もしあなたがそれを否定するような発言をしてしまったとしたら、どうでしょうか?

こちらとしてはそんなつもりはなかったのですが、相手はあなたに対して嫌悪感を感じるかもしれません。 特に、宗教はその個人の価値観の根幹を作るものなので、発言には注意を払い、否定するようなことは言わないように、事前に知識を持つことが必要になります。

「聞き上手は話し上手」と言われるくらい、人の話を聞くことは、コミュニケーションでは大事なことです。「うん、なるほど。そうだね」という感じで、大きな心で受け止めてあげるのが最善です。

④話す内容をその都度前もって用意しておく

これは時間を無駄にしないための準備です。お互いに忙しい生活の合間を縫ってランゲージ・エクスチェンジの時間を作っているわけですから、効率的に会話を進めていきたいところです。実際に通話が始まって何を話そうと考えるうちに、時間はどんどん進んでいきます。

なので、前もって話題や相手への質問を決めておき、日本語文と英文をノートにまとめておくべきです。つまり、予習のようなものですが、単語・慣用句・発音などを調べてメモしておきましょう。

⑤話してみて相性が良くないと感じたら、他のパートナーを探す

言うまでもなく、人付き合いには相性というものがあり ます。人それぞれ異なる価値観を持っていることから、好きや嫌いといったものも違うわけです。実際に話してみて「自分には合わない」「楽しくない」、または相手が「語学に対して真剣ではない」と感じたら、無理をしないですぐに他のパートナーを探しましょ う。

日本語に興味を持っている外国人は、世界中にたくさんいます。視野を広げて多くの人と交流してみてください。そうすればきっと様々な発見があると思います。

あくまでも私たちの目的は「楽しく、そして効率的に英語を学び、身に付ける こと」 です。なので、その目的から逸脱しないようにしましょう。せっかく英語や外国語を学ぶ素晴らしい機会に恵まれているのですから、ちょっとしたことで勉強への熱意を下げてしまうのは、非常にもったいないことだと思います。

 

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