語学学習者向けのデジタルコンテンツ制作は、利用環境など学習者のレベルに応じて、ソフトの選択から入力・編集・出力までのプロセスでかわってきます。アトラスでは、教材コンテンツ制作には次のような手続きからスタートしました。
②以下の作業工程に大きな差が生じますので、慎重に設計しておく必要があります。例えば、リーディングやライティング技能の向上を目的としたテキスト作成の場合であれば、テキストデータが処理対象の大部分を占めます。データ容量も相対的にちいさくなりますし、エンコード作業はUNICODEからShift JISといった、文字コードの変換が主体であり、処理時間も短時間で済むのです。しかし、リスニングやスピーキング技能の向上に生かすことを目的としたテキスト作成においては、音声データの処理が大きな比重を占めてしまうのです。場合によっては、動画と同化させるコンテンツもありますから、このような処理作業では、
③であるように、素材のデータ容量がとても大きく、エンコード作業に加えてグーグルやフェイスブック、ツイッターなどのメディア間でのシェア、レイアウトデザインの検討を再度考えていかねばならないのです。
④は、異なる種類の動画、画像、音声、テキストデータを共通の操作環境で表示・再生するために、レイアウト編集ツールを使ってメディアの統合をはかる工程を示しています。この段階で、実際に学習者がテキストを利用する際に行うテキスト画面表切り替えや音声動画を再生・巻き戻し・早送りなどの操作画面ボタン配置の設定を実行することになります。