9. eAtlas以外のオンラインスクール

Atlasマンツーマン英会話のオンラインスクールでライバルといえるのは、レアジョブ、ぐんぐん英会話、English Townなどである。これらのオンラインスクールは日常会話で必要な英語を学べるコースを持っており、生徒数のかなりの割合を占めているので市場規模が大きいオンラインスクールでもある。

その中でも、教室を全国に持ち、その上でオンラインスクールを運営しているのはAtlasのみとなっている。2013年のオリコンCSランキングでは、eAtlasが堂々1位を獲得しているが、7位にレアジョブ、9位にぐんぐん英会話がランキングに入っている。

教室型の大手英会話スクールにとって、オンラインスクールへどの程度移行していくのか非常に気になるところである。特にGABAとシェーンがまだオンラインスクールがないというのは規模から考えると不思議である。

フィリピン人&Skypeスタイルのオンライン英会話スクールではiTalk English、産経オンライン英会話、アルクのバーチャル英会話などは上位にランキングされているが、オリコンでは次のような特徴があることを紹介している。

「全てのフィリピン人を採用している業者がということではありませんが、レッスンの予約がとりにくいこととフィリピンでは台風などの自然災害などでの停電や不具合が出たときの対応が遅いといったサポートの悪さが目立つスクールが多いのも事実です。これは受講してみないと分からない面もあるので、最初に見抜くのは難しいかもしれません。最初はまとめてレッスン代を払わない(払わなければいけないところは受講しない)ようにして様子をみるというのが賢明です。

この分野が今後さらに伸びていくためには、物価高(賃金上昇)をできるだけ安く抑えていく必要があるだろう。それができるのは、日本国内では会員制語学スクールなど限られた業態であると思う。その意味からも、会員制語学スクールが今後フィリピンやインドに乗り込んでくることも考えられる。Atlasの事業が急激に伸びていくとしたら、オンラインスクールのラインキング上位校にとってさらなる脅威となろう。


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